我が国の輸出がプラス成長を実現対外貿易の好調傾向に変化はない

今年に入ってからも、世界経済の情勢は依然として複雑で、世界貿易は引き続き萎縮し、国内経済は発展の新常態に入った。税関の統計によると、今年上半期、我が国の貨物貿易輸出入総額は11.13兆元で、前年同期より3.3%減少した。そのうち、輸出は6兆4000億元で、2.1%減少した。輸入は4.73兆元で、4.7%減少した。貿易黒字は1兆6700億元で、5.9%拡大した。

6月から見ると、我が国の輸出入総額は2兆4000億元で、前年同期より0.3%減少し、上半期より3ポイント減少した。そのうち、輸出は1兆1700億元で、1.3%増加した。輸入額は8633億元で、2.3%減少した。貿易黒字は3112億元で、12.8%拡大した。6月の輸出低迷は緩和され、輸出は1.3%増加し、輸入の減少幅も2.3%に縮小した。主に国が打ち出した一連の政策及び企業のモデルチェンジとグレードアップの共通作用であるが、基数、為替レート、大口商品価格、周辺市場の表現などの要素の総合的な影響も存在する。今年上半期、我が国の対外貿易輸出入の主な特徴：

上半期、我が国の輸出入、輸出、輸入額は依然として前年同期比で減少したが、四半期の状況から見ると、ある程度安定している。その中で、第1四半期、我が国の輸出入、輸出と輸入の値はそれぞれ6.9%、5.7%と8.4%下がった。第2四半期、輸出入、輸出値はそれぞれ0.1%と1.2%増加し、プラス成長を示した。輸入値は1.2%下落し、下落幅は第1四半期より7.2ポイント縮小した。

上半期、我が国の一般貿易輸出入は6.28兆元で、1.2%減少し、同期我が国の輸出入総額の56.4%を占め、前年同期より1.2ポイント上昇し、貿易方式の構造はある程度最適化された。

上半期、我が国のパキスタン、ロシア、バングラデシュ、インド、エジプトなどへの輸出はそれぞれ22.5%、16.6%、9%、7.8%、4.7%増加した。同時期、我が国の対EU輸出は1.3%増加し、対米輸出は4.6%減少し、対アセアン.輸出は2.9%減少し、3者合計で同期の我が国の輸出総額の46.4%を占めた。

上半期、我が国民間企業輸出入は4兆3100億元で、5.1%増加し、我が国の対外貿易総額の38.7%を占めた。そのうち、輸出は2.99兆元で、3.6%増加し、輸出総額の46.6%を占め、外商投資企業と国有企業の輸出比重を上回り、輸出シェアのトップの地位を維持し続けている。輸入は8.7%増加し、昨年第4四半期の成長態勢を継続した。

上半期、我が国の機電製品の輸出額は3兆6600億元で、2.5%減少し、同期我が国の輸出総額の57.2%を占めた。そのうち、医療機器及び機器の輸出は4.8%増加し、蓄電池の輸出は2.7%増加し、太陽電池の輸出は7.4%増加した。同期、伝統的な労働集約型製品の合計輸出額は1.34兆元で、0.4%増加し、輸出総額の21%を占めた。その中で、織物、服装、玩具、プラスチック製品の輸出が増加し、一部の伝統製品は依然として競争優位性を持っている。

上半期、我が国が輸入した鉄鉱石は4億9400万トンで、9.1%増加した。原油は1億8700万トンで、14.2%増加した。石炭は1億8000万トンで、8.2%増加した。銅は274万トンで、22%増加した。同時期、輸入製品油は1547万トンで、2%減少した。鋼材は646万トンで、2.8%下落した。同時期、我が国の輸入価格は全体的に8%下落した。このうち、鉄鉱石の輸入平均価格は前年同期比15.7%、原油は31.9%、製品油は21.4%、石炭は20.1%、銅は15.7%、鋼材は9.2%下落し、下落幅はいずれも第1四半期とは異なる程度に縮小した。

上半期、貿易条件を測定した輸出価格は全体的に3.2%下落した。これにより、今年上半期の我が国の貿易価格条件指数は105.2であり、我が国の輸出一定数量の商品が5.2%の輸入商品を多く交換できることを意味し、我が国の貿易価格条件が引き続き改善されていることを示している。

近年、世界経済は不安定で不確定な要素が依然として多く、国際市場需要不足は輸出が直面する主要な苦境となっている。加えて、国内経済の下押し圧力が高まっており、輸入に一定の抑制が形成されている。また、企業のコストが高止まりしており、企業の対外貿易の発展に大きな圧力をかけており、一部の産業や受注が外部に移転している。国際・国内環境を総合的に考慮すると、2016年下半期の対外貿易情勢は依然として厳しく複雑で、下押し圧力は依然として大きい。